平成22年8月6日
金融庁
平成22年3月期における金融再生法開示債権の状況等(ポイント)
1. 金融再生法開示債権の状況
平成22年3月期の全国銀行の金融再生法開示債権残高は11.7兆円であり、平成21年3月期の12.0兆円に比べ0.2兆円の減少となっています。
(参考)平成22年3月期における金融再生法開示債権の増減要因(単位:兆円)
金融再生法開示債権 | ▲0.2 | |||
---|---|---|---|---|
うち 要管理債権 | ▲0.0 | |||
[増加要因] | 債務者の業況悪化等に伴う新規発生 | +0.9 | ||
危険債権以下からの上方遷移 (債務者の業況改善0.1 再建計画の策定等0.0) |
+0.1 | |||
[減少要因] | 正常債権化 (債務者の業況改善▲0.4 再建計画の策定等▲0.3) |
▲0.7 | ||
危険債権以下への下方遷移 | ▲0.5 | |||
返済等(*) | +0.2 | |||
うち 危険債権以下 | ▲0.2 | |||
[増加要因] | 債務者の業況悪化等に伴う新規発生 | +3.3 | ||
要管理債権からの下方遷移 | +0.5 | |||
[減少要因] | オフバランス化等(*) (回収・返済等▲3.4、債権流動化▲0.7) |
▲4.1 |
*「返済等」「オフバランス化等」には、返済のほか統計上生じる誤差脱漏が含まれます。
(注)銀行に対するアンケート調査により把握したものです。
2. 個別貸倒引当金の状況
平成22年3月期における全国銀行の個別貸倒引当金残高は2.7兆円であり、平成21年3月期と比べほぼ横ばいとなっています。
3. 不良債権処分損の状況
平成22年3月期における全国銀行の不良債権処分損(不良債権の処理に伴う損失)は1.7兆円であり、平成21年3月期の3.1兆円と比べ1.4兆円の減少となっています。
(注)計数は全て、百億円単位を四捨五入して記載しています。
お問い合わせ先
金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局総務課(内線3706、2688、3313)
(表1) | 金融再生法開示債権等の推移 |
(Excel) (PDF:94KB) | |
(表2) | 全国銀行の金融再生法開示債権の増減要因 |
(Excel) (PDF:77KB) | |
(表3) | 金融再生法開示債権の保全状況の推移 |
(Excel) (PDF:73KB) | |
(表4) | 担保不動産の評価額(処分可能見込額)と売却実績額の推移 |
(Excel) (PDF:60KB) | |
(表5) | 不良債権処分損等の推移(全国銀行) |
(Excel) (PDF:82KB) | |
(表6) | リスク管理債権額等の推移 |
(Excel) (PDF:135KB) | |
(表7) | 自己査定による債務者区分の推移 |
(Excel) (PDF:77KB) |