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平成20年8月8日
金融庁

平成20年3月期における不良債権の状況等(ポイント)

1. 不良債権(金融再生法開示債権)の状況

平成20年3月期の全国銀行の金融再生法開示債権残高は11.4兆円であり、平成19年3月期の12.0兆円に比べ▲0.6兆円の減少となっています。

(参考)平成20年3月期における金融再生法開示債権の増減要因(単位:兆円)

金融再生法開示債権 ▲0.6
うち 要管理債権 ▲0.2
[増加要因] 債務者の業況悪化等に伴う新規発生 +1.2
危険債権以下からの上方遷移
(債務者の業況改善+0.2 再建計画の策定等+0.2)
+0.3
[減少要因] 正常債権化
(債務者の業況改善▲1.1 再建計画の策定等▲0.2)
▲1.3
危険債権以下への下方遷移 ▲0.5
うち 危険債権以下 ▲0.4
[増加要因] 債務者の業況悪化等に伴う新規発生 +2.7
要管理債権からの下方遷移 +0.5
[減少要因] オフバランス化等(*)
(債権流動化等▲2.8 正常債権化および要管理債権への上方遷移▲0.8)
▲3.6

*「オフバランス化等」には、返済のほか統計上生じる誤差脱漏が含まれます。

(注)銀行に対するアンケート調査により把握したものです。

2. 個別貸倒引当金の状況

平成20年3月期における全国銀行の個別貸倒引当金残高は2.3兆円と、平成19年3月期の2.7兆円と比べ▲0.4兆円の減少となっています。

3. 不良債権処分損の状況

平成20年3月期における全国銀行の不良債権処分損(不良債権の処理に伴う損失)は1.1兆円であり、前年同期(平成19年3月期)の1.0兆円と比べ0.1兆円の増加となっています。

(注)計数は全て、百億円単位を四捨五入して記載。

お問い合わせ先

金融庁 Tel:03-3506-6000(代表)
監督局総務課(内線3706、3313)


(表1) 金融再生法開示債権等の推移
EXCEL(Excel)  PDF(PDF:91KB)
(表2) 全国銀行の金融再生法開示債権の増減要因
EXCEL(Excel)  PDF(PDF:75KB)
(表3) 金融再生法開示債権の保全状況の推移
EXCEL(Excel)  PDF(PDF:70KB)
(表4) 担保不動産の評価額(処分可能見込額)と売却実績額の推移
EXCEL(Excel)  PDF(PDF:58KB)
(表5) 不良債権処分損等の推移(全国銀行)
EXCEL(Excel)  PDF(PDF:79KB)
(表6) リスク管理債権額等の推移
EXCEL(Excel)  PDF(PDF:118KB)
(表7) 自己査定による債務者区分の推移
EXCEL(Excel)  PDF(PDF:71KB)

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