「車座ふるさとトーク」を青森県弘前市で開催しました(令和元年12月13日)
令和元年12月13日(金曜)、宮下一郎副大臣は、青森県弘前市において、「これからの『お金』の教育」をテーマに、青森県内に在住の14名の方々と「車座ふるさとトーク」を開催しました。
車座ふるさとトークの様子 |
トーク後の記念撮影 |
(参加者の皆様からの主なご意見)
・金融経済教育を効果的に行うには、なるべく実生活との関わりを感じやすいような実践的な講義を行うことが重要だと思う。
・学校での金融経済教育は、子どもが18歳で成人したときに自立した経済活動ができるようになる上で、必要な教育だと思う。
・子どもたちにはテレビやニュースで金融についていろいろな情報が入っているが、それは断片的な情報なので、学校という場できちんと教えてもらうのが一番いいと思う。また、ただ習うだけではなく、もらった収入をどう使って生活を営んでいくのか自分で実際に考えてみるということがとても大事だと思う。
・自分の将来にどれくらいお金がかかるものなのかなど、生徒に自分事としてとらえてもらうことが金融経済教育を進めていく上で重要な点だと思う。
・金融商品や年金の仕組みは非常に難しく、頭でっかちの知識しか教えられないというのが現状なので、自分の将来に関するお金というものを、教育の場でも教えられるようになるといいと思う。
・金融経済教育の中でも特に金利についての勉強が大切。若い子の中にはショッピングサイトのリボ払いを利用する方がいるが、その仕組みやリボ払いがなぜ危険なのかをまず教えることが必要。
・奨学金の仕組みはもっと早く教えた方がいいと思う。奨学金の申請が始まるずっと手前で教えていかないと、自分が払う仕組みがわからないまま、借金を背負ってしまうことになってしまう。
・金融商品にも債券、株、投資信託、外貨預金等のたくさんの種類があり、実際にやってみないと金融商品の中身が分からず手が出せない。手を出したとしても損をしてしまうので、学生の時からシミュレーションゲーム等でデモンストレーションを実際にやらせてみたらいいのではないか。
・金銭に関する消費者トラブルを授業で教えるに当たり、実際に発生したトラブルに関する資料集めが大変なので、トラブルの具体的な事例をたくさん提供してもらいたい。
・金融経済教育の中で、特に金融のデジタル化について教えるのがとても難しい。デジタル化のデメリット・リスクについて、なかなか授業で踏み込めないし、理解するための材料、教える側の教師のスキルをもっと上げないといけない。デジタル化の部分は教科書が遅れていて、時代に追い付いていないので、金融庁から良い教材等を提供してもらえれば活用できると思う。
・先生が多忙化していることを考えると、オンラインで授業を提供すれば、全国で同じレベルの授業が受けられるし、先生たちの負担はあまり増えないと思うので、そういったテクノロジーを使った枠組みをぜひ検討していただきたい。
・金融経済教育の取組みが中学生や高校生に対して行われていることはわかったが、高齢者の詐欺被害防止やキャッシュレスの普及のために、高齢者向けにも実施することが大切だと思う。
・投資にはギャンブル的なイメージがあるように思うが、資産形成の観点からはそのイメージが障害になっていると思う。この企業が好きだからという理由で投資するなど、投資に対するギャンブル的なイメージを変えていったらいいのではないか。
・国が金融経済教育の取組みをしているのは歓迎したいが、地域格差がないようにしていただきたい。
・この地域が農業で成り立ってきた地域だということを考えると、そう簡単に金融リテラシーが高まるとは思えず、すぐに結果は出ないと思うので、長い期間にわたってしっかり取り組んでいただきたい。
○ 宮下一郎副大臣からは、主に以下のようなお話をさせて頂きました。
・金融経済教育に関する教材を工夫して充実させていくとともに、WEBも活用し、全国共通で教育が受けられる環境を整えるなど、地方も含めて全国にきちんとした情報が届くような仕組みを考えていく必要がある。
・金融経済教育では、年金を含めた多様な金融商品のメリットやリスクを教えるとともに、金利の概念についてしっかり理解してもらうことが重要。より実践的な金融経済教育プログラムにしないといけない。
・金融経済教育において教師の皆さんをどう支えていくかということも重い課題。ITやデジタルといった技術の進展を上手に、活用していかなければならない。
・本日皆さんからいただいたご意見はどれも大変素晴らしく、実りのある対話になった。いただいたご意見を踏まえ、子どもたちの明るい未来のため、これからも金融経済教育をより充実させていきたい。
・金融経済教育を効果的に行うには、なるべく実生活との関わりを感じやすいような実践的な講義を行うことが重要だと思う。
・学校での金融経済教育は、子どもが18歳で成人したときに自立した経済活動ができるようになる上で、必要な教育だと思う。
・子どもたちにはテレビやニュースで金融についていろいろな情報が入っているが、それは断片的な情報なので、学校という場できちんと教えてもらうのが一番いいと思う。また、ただ習うだけではなく、もらった収入をどう使って生活を営んでいくのか自分で実際に考えてみるということがとても大事だと思う。
・自分の将来にどれくらいお金がかかるものなのかなど、生徒に自分事としてとらえてもらうことが金融経済教育を進めていく上で重要な点だと思う。
・金融商品や年金の仕組みは非常に難しく、頭でっかちの知識しか教えられないというのが現状なので、自分の将来に関するお金というものを、教育の場でも教えられるようになるといいと思う。
・金融経済教育の中でも特に金利についての勉強が大切。若い子の中にはショッピングサイトのリボ払いを利用する方がいるが、その仕組みやリボ払いがなぜ危険なのかをまず教えることが必要。
・奨学金の仕組みはもっと早く教えた方がいいと思う。奨学金の申請が始まるずっと手前で教えていかないと、自分が払う仕組みがわからないまま、借金を背負ってしまうことになってしまう。
・金融商品にも債券、株、投資信託、外貨預金等のたくさんの種類があり、実際にやってみないと金融商品の中身が分からず手が出せない。手を出したとしても損をしてしまうので、学生の時からシミュレーションゲーム等でデモンストレーションを実際にやらせてみたらいいのではないか。
・金銭に関する消費者トラブルを授業で教えるに当たり、実際に発生したトラブルに関する資料集めが大変なので、トラブルの具体的な事例をたくさん提供してもらいたい。
・金融経済教育の中で、特に金融のデジタル化について教えるのがとても難しい。デジタル化のデメリット・リスクについて、なかなか授業で踏み込めないし、理解するための材料、教える側の教師のスキルをもっと上げないといけない。デジタル化の部分は教科書が遅れていて、時代に追い付いていないので、金融庁から良い教材等を提供してもらえれば活用できると思う。
・先生が多忙化していることを考えると、オンラインで授業を提供すれば、全国で同じレベルの授業が受けられるし、先生たちの負担はあまり増えないと思うので、そういったテクノロジーを使った枠組みをぜひ検討していただきたい。
・金融経済教育の取組みが中学生や高校生に対して行われていることはわかったが、高齢者の詐欺被害防止やキャッシュレスの普及のために、高齢者向けにも実施することが大切だと思う。
・投資にはギャンブル的なイメージがあるように思うが、資産形成の観点からはそのイメージが障害になっていると思う。この企業が好きだからという理由で投資するなど、投資に対するギャンブル的なイメージを変えていったらいいのではないか。
・国が金融経済教育の取組みをしているのは歓迎したいが、地域格差がないようにしていただきたい。
・この地域が農業で成り立ってきた地域だということを考えると、そう簡単に金融リテラシーが高まるとは思えず、すぐに結果は出ないと思うので、長い期間にわたってしっかり取り組んでいただきたい。
○ 宮下一郎副大臣からは、主に以下のようなお話をさせて頂きました。
・金融経済教育に関する教材を工夫して充実させていくとともに、WEBも活用し、全国共通で教育が受けられる環境を整えるなど、地方も含めて全国にきちんとした情報が届くような仕組みを考えていく必要がある。
・金融経済教育では、年金を含めた多様な金融商品のメリットやリスクを教えるとともに、金利の概念についてしっかり理解してもらうことが重要。より実践的な金融経済教育プログラムにしないといけない。
・金融経済教育において教師の皆さんをどう支えていくかということも重い課題。ITやデジタルといった技術の進展を上手に、活用していかなければならない。
・本日皆さんからいただいたご意見はどれも大変素晴らしく、実りのある対話になった。いただいたご意見を踏まえ、子どもたちの明るい未来のため、これからも金融経済教育をより充実させていきたい。
席上配付資料
車座ふるさとトーク「金融経済教育について」※ 当日の様子はこちらをご覧ください。