English新しいウィンドウで開きます

鈴木内閣府特命担当大臣ぶら下がり記者会見の概要

(令和4年10月7日(金曜)16時31分~16時36分)

【冒頭発言】

本日、証券取引等監視委員会による勧告を踏まえまして、SMBC日興証券に対し、いわゆるブロックオファー取引に関する業務について、3か月間の業務停止を命じるとともに、経営責任の明確化や経営管理態勢及び内部管理態勢の強化等を求める業務改善命令を発出いたしました。
また、相場操縦行為に係る事案の重大性に鑑み、親会社である三井住友フィナンシャルグループに対して、SMBC日興証券の業務運営の改善に必要な措置を取るよう命じました。
大手証券会社において、不公正な取引やグループ内銀行との顧客情報の不適切な授受が行われていたこと、これは大変遺憾です。
SMBC日興証券及び三井住友フィナンシャルグループには、本件を重く受け止め、こうした事態が二度と発生することがないよう、抜本的な改善対応に取り組んでいただきたいと考えております。金融庁におきましては、両社における業務改善の実施状況等について、しっかりと今後もフォローアップしなければと思っております。

【質疑応答】

問)

今回の業務改善命令の中で、経営責任の明確化を図るという文言が入ってますが、これはどういうことを指しているんでしょうか。

答)

今回の行政処分では、SMBC日興証券に対する業務改善命令におきまして、相場操縦事案を踏まえた経営責任の明確化を求めています。SMBC日興証券においては、今回の事案の根本原因等やそれに対する経営上の責任を明らかにし、それを踏まえて適切な対応を講じていただく必要があると考えています。経営責任の明確化のための具体的な対応につきましては、本件を重く受け止めていただいたうえで、SMBC日興証券において、主体的に検討をいただくべきものだとそのように考えています。

問)

これは、辞任を求めているというわけではないんでしょうか。

答)

会社が主体的に検討をいただくということでありますが、主体的に検討いただくにあたりましては、この本件を重く受け止めていただくと、その前提の上での主体的なSMBC日興証券における検討を求めたいと思います。

問)

今回、業務停止命令一部ですけれども、大変重い処分になったと思うんですけれど、十数年ぶりで、市場の門番ともいえるそういったところがですね、こういった不祥事を過去にあったと思うんですけれど、繰り返していることについて、どういうふうに率直にお考えでしょうか。

答)

私共といたしましては、やはり、本来公正公平であるべき立場の方が正にあってはならない行動をとられたということであります。
こういうことが行われますと、国民の、こうした証券業界に対する信用の失墜にも及ぶわけでありますので、我々としては極めて厳しい処分をさせていただくと、それを受けて今後改善すべきをしっかり改善していただきたいと、国民の信頼も取り戻していただきたいとこう思っております。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る